間もなく発売―『アクセス公共学』(日本経済評論社)

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早ければ今週末には書店に並ぶと思います。

『アクセス公共学』
山脇直司・押村高編
日本経済評論社
2010年9月27日
帯より:
誰が公共を担うのか。
「新しい公共」が謳われはじめたなか、政治、経済、NPO、法、メディア、文化政策、教育、科学技術、環境、国際問題など公共的問題を論考するための入門書。

編者の山脇先生よりお声がけいただき、科学技術の章を書かせていただきました。
以下、目次です。

はじめに  多角的な公共学の発展のために  (山脇直司)
第1章 日本政治の公共学  (小林正弥)
第2章 経済をめぐる公共学―意識変革と公共的価値  (山脇直司)
第3章 NGO・NPOをめぐる公共学  (長坂寿久)
第4章 法をめぐる公共性  (宇佐美 誠)
第5章 マスメディアをめぐる公共学  (林 香里)
第6章 ネットメディアをめぐる公共学  (遊橋裕泰)
第7章 文化政策における公共的諸問題―領域の拡大と未解決の問題  (小林真理)
第8章 教育の公共性―議論の地殻変動と抗争の多元化  (松下良平)
第9章 宗教における公共的諸問題―友愛と市民的モラル  (稲垣久和)
第10章 科学技術のガバナンス―その公共的討議の歴史と「専門性の民主化/民主制の専門化」  (平川秀幸)
第11章 環境をめぐる公共性―持続可能性と分配の諸相  (桑田 学)
第12章 グローバル公共性の構造転換  (押村 高)
第13章 グローバルな正義と女性  (神島裕子)
おわりに  (押村 高)

拙章の副題にある「専門性の民主化/民主制の専門化」というのは、拙著『科学は誰のものか』で書いたことを要約した概念でもあるんだけど、あえてそちらでは概念としては出しませんでした。「リスクガバナンス」をテーマにして次に出す予定の単著のなかではより前面に出して書くつもり。
それはそれとして、政治、経済、NPO、法、メディア、文化政策、教育などさまざまな分野での新しい公共のあり方を論じた本書。ぼく自身も、他の著者の皆さんの論考からしっかり勉強させていただきます。

 

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