Communicating European Research 2005 (CER2005)が始まった。会場はブリュッセル市北方のEXPO公園。1日目の今日は、午前中は基調講演があり、午後からは8つのセッションが2コマ、計16開かれた。小生は、前半は”Science at school – lost cause or real winner?”という、学校での科学教育の改善に関するセッション、後半は”Science in the EU decision-making process”と、その発表部分が終わってから、隣の部屋でやってた”Talking nano: what makes nanotechnology so special”の質疑応答部分に参加した。また展示会場では、欧州委員会の資金で行われてる各種の研究プロジェクトや技術開発に関する展示が200近く並べられていた。
夕方6時からは、ホンダの欧州研究所の主催で、ASIMOを使ったロボットショー。開発の経緯なども含めて1時間ほどの楽しい催しだった。その後は展示会場でカクテル・パーティ。グラス片手に、SAFE FOODSという食品安全におけるリスクアナリシスの改善プロジェクトなど、いくつか展示を回ってきた。今日は時間がなかったのであまり話を聞けなかったが、明日は、どこがどう改善されるのか、課題は何かなど、もう少し詳しく聞いてみようと思ってる。
その後、会場で合流した共同研究者のS氏とともにホテルに戻り、9時頃から食事に。去年も一緒に行ったグラン・プラスの’t Kelderkeで、豚足のカツレツ、牛肉のビール煮、血入りのソーセージなど、肉料理を中心に食べた。(昨日は「食べないぞ」と誓ったはずのデザートもやっぱり食べてしまった。)酒も含めて2人で76ユーロ。
ちなみに日本人参加者は、参加者リストによると、小生ら2人を含めて5人。科学未来館、科学技術振興機構(JST)、文科省系の科学技術政策研究所(NISTEP)からそれぞれ1名ずつ。他の東アジア諸国からは、中国が7人、韓国が4人。中国は展示も出していた。日本も科学技術振興機構あたりが出しても良かったのにと、ちょっと残念に思ったり。