リスコミ資料アップ

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一昨日あった東大先端研「安全・安心な社会を実現する科学技術人材養成」プロジェクトのジャーナリストコース「リスク社会と報道」連続セミナーの講義のプレゼン・ファイルを、HP業績リストにアップしました。

「リスクコミュニケーション概論」[PDF60KB]別添資料

「リスクコミュニケーション概論」としつつも、いわゆる「リスクコミュニケーション」と題したWebや書籍、講演等ではまず見かけない/聞かないような話題を中心に喋ってきた。受講生は34名、ほとんどが現役のジャーナリストの方々で、質疑応答も考えさせられる質問が多く、こちらとしてもとても勉強になったセミナーだった。これを機会に、現場の経験にたくさん学ばせていただきたいので、受講生の皆様、今後ともよろしくお願いいたします。

 

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1件のコメント

  1. 先日の大阪では御世話になりました。
    Weinbergのトランスサイエンスは、「今、作られている科学技術」ではなく、科学技術が本質的に抱えるものを指していたと思っています。つまりこの場合は、時間が何も解決しない可能性もあると(Weinbergはあの72年の論文で、『ガンの特効薬が出来てしまえば、問題そのものが消失するので解決するが』という例外を挙げていましたが。)。
    しかしリスコミの対象となるものには、「将来は解決しているかも知れないけど、今は科学が不完全なために、社会的な意思決定が必要」といった、「今、作られている科学」という特徴に基づくものもあると思います。この場合は時間経過が重要なファクターになると言えます。
    資料を拝見しますと、今回の先生のリスコミは、あくまで前者を対象としたものに見えますが、後者については話題になりませんでしたか? 私はリスコミにしても市民参加にしても、STSはその対象としている科学の性質を一度確認してから話をしないと、とんでもなく議論が食い違ってしまうのではないか、と危惧しています。

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