「どの口がそれを言う?」―ウクライナ大統領選を米国務長官が非難

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「どの口がそれを言う?」
このニュースを見て、きっと世界中でたくさんの人――Jesuslandの住人は除いて――が思ったに違いない。ウクライナはもちろん問題だが、そっくり同じ言葉をアメリカにも返してやらねば。

選挙結果受け入れず 米、ウクライナ制裁検討(共同通信)
 【ワシントン24日共同】パウエル米国務長官は24日、ワシントンで記者会見し、ウクライナ大統領選で与党ヤヌコビッチ首相の当選を「米国は受け入れられない」と言明、ウクライナ政府に対する制裁を検討する方針を明らかにした。
 パウエル長官は、選挙が「国際標準」に合致しておらず、不正に対する調査が行われていないことを理由に、選挙結果が民意を反映した正当なものとは認められないと指摘。「ウクライナの指導者は民主主義を尊重するのかどうか決める時だ」と述べ、ウクライナ政府に首相当選の決定を覆すよう要求した。
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ウクライナ大統領選 米『与党勝利』認めず(東京新聞)
 【ワシントン=沢木範久】パウエル米国務長官は二十四日、記者会見し、ウクライナ大統領選で、与党候補ヤヌコビッチ首相の当選について「合法的な選挙結果として受け入れられない」と述べた。そのうえで、同国政府が直ちに責任ある行動を取らなければ、「両国関係が影響を受ける」と、制裁発動の可能性を示唆した。
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制裁の内容は明らかにしなかったが「欧州・大西洋統合」や「選挙の不正に責任ある者」に影響が及ぶとしており、同国の北大西洋条約機構(NATO)加盟などの拒否や、要人に対するビザ発給拒否、在米資産の凍結などが視野にあるとみられる。

以下は、暗いニュースリンクさんが翻訳している米国大統領選の不正疑惑報道。属国ニッポンのヘタレマスコミは、こういうの全然報道しないな。。

ちなみに最初のエントリーにあるように、米国は大統領選挙不正疑惑の調査を開始するという。ウクライナを「不正に対する調査が行われていない」と批判する裏には、「自分たちはやってる」ということがあるのかもしれないけど、そもそも米国は、いまだにオハイオ州の集計が終わらず、暫定票を含めた再集計は12月6日以降にならないと始まらないのだ。このままいくと、最終結果が出る前に、またもや裁判所の判決か何かで開票が打ち切られ、選挙人による投票(12月13日)を迎えて、来年1月20日にはブッシュ第二期政権発足ということになってしまうかもしれない。パウエルのウクライナ非難は、とんだ茶番だ。

 

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