近況

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一週間前からフランスに学会発表で出張しているため、更新が滞っていたら、メインページに表示されるエントリーが一つだけになってしまった。放っておくと一つもなくなってしまうので、埋め草に近況を少々。。
8月24日(火)
朝8時に妻の実家を出て、成田へ。今回は、米国の学会4S(Sociey for Social Studies of Science)と欧州の学会EASST(European Association for Studies of Science and Technology)の4年に一度の合同学会で、パリでの開催であるのと、結婚10周年であることから、妻も一緒。空港に着いてからは、地下一階のボーダフォン・ショップで妻用の携帯を借りて、チェックインへ。意外に並んでいる人が多くて、20分くらいかかる。
チェックイン終了後、急いで郵便局へ。翌日が締め切りの成績表を速達で送る。その後、急いで出国審査を経て、ゲートへ。空港に到着したのも遅かったため、もうボーディング締切まで10分。なんとか出発前の煙草を1本吸って搭乗。
事前予約で取った席は、エコノミー席の先頭で、目の前はビジネス席との壁があったため、足を伸ばしたり、壁にかけたりできたので、エコノミーにしてはかなり楽なフライト。今回は、学会発表の準備は全部終わっているため、映画(The Day After Tomorrowとクイール、スタスキー&ハッチ)も十分堪能。
現地時間で午後4時55分頃、シャルル・ドゴール空港に無事到着。預け荷物を受け取るところで、同じく学会出席のM氏らに会い、列車でパリ市内のリュクサンブールに移動。ホテルで一休みしてから、M氏のほか、既に到着していた大学院生のF君も合流して、Saint Michel近くのレストラン街で夕食をとる。8月も終わりとはいえ、9時近くまで空は明るい。11時頃にホテルに戻り、風呂に入って就寝。ちなみにホテルはHotel Cujas Pantheonという2つ星のプチ・ホテルで、部屋にコーヒーセットもなく、小さな部屋だが、バスタブがあって快適だった。
8月25日(水)
この日は午後にレジストレーションがあるだけで、学会の催しは特になかった。朝10時頃ホテルを出て、近くのソルボンヌ広場のカフェTabac de la Sorbonneで遅い朝食をとる。ここは無料の無線LANが使えるため、ノートPCを持っていってメールチェック。その後、徒歩で、妻と一緒にギャラリー・ラファイエットに買い物へ。
ちなみにこの日は、パリ解放60周年記念の日。街中では昼間、戦車も交えたイベントが開催されていたのだが、通った道が違っていたため、実は夕方になるまで気が付かなかった。帰りがけ、警官や兵士がぞろぞろあふれていて、戦車もあったり、あちこちの道が通行止めになっていたり、メトロの入り口が塞がっていたのを見ても、すぐ気づかず、「テロでもあったのか」と思って焦ってしまった。レジストレーションの会場に行って、知り合いから教えられて初めて状況を理解する始末。フランス人の皆さん、失礼しました。
8月26日(木)
いよいよ学会スタート。今回は会場がパリだということからか、参加者が異様に多い。合同学会には、これまで96年(ドイツのビーレフェルト大)、2000年(ウィーン大学)の2会に参加したが、いずれも参加者数は500-600人ほどだったが、今回は1200人近い。おかげで28のセッションが、1日に4コマ、3日間朝9時から夕方6時半まで行われた。会場も、主会場のEcole des Mines de Paris(パリ鉱山学校)に加え、ソルボンヌ広場正面のLycee St. Louis(サン・ルイ高校)を利用。
小生の発表は、この日の最初のコマでさっさと終了。今回は、OHPを出発前夜に作っただけで、発表原稿も作らなかったのだが、比較的スムーズに発表できた。時間が全体的におしていたため、質疑応答の時間がなかったのが残念だったが、セッション終了後、オーガナイザーやオーディエンスの何人かと軽くディスカッションすることができた。
自分のセッションが終わってからは、いろいろセッション巡り。最後のコマは、フランス上院議事堂での特別講演があったが、これはスキップして、夕食まで、ソルボンヌ広場のカフェでF君とお茶をして時間を潰す。
その後、今回は日本人参加者10人ほどで、St. Michelの近くに夕食を食べに行き、11時頃ホテルに戻って、この日は終了。
(以下、明日に続く。)

 

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