マイケル・ムーアの最新ドキュメンタリーFahrenheit 9/11(華氏911)が、カンヌ国際映画祭で最高賞Palme d’Or賞を受賞。ブッシュ大統領父子とビンラディン一族を含むサウジアラビア王族との密接な関係などを告発したもので、公式公開では15分以上に及ぶ最長のスタンディング・オベーションを受け、Palme d’Or受賞前日には、映画評論家たちによる別の賞も受賞している。
ちなみにカンヌでの受賞というと、「反米・反ブッシュのフランスだし・・」というエクスキューズがつきそうだが、記者会見でムーアは次のように述べたという(朝日新聞「ムーア監督、「びっくりしちゃっただろ」 カンヌ最高賞」)。
「米国の右派メディアは『(反米の)フランスからもらった賞』と報じるだろう。だが、審査員9人のうち4人は米国人、英国女優1人を加えれば過半数が有志連合側。フランスの賞じゃないからね」
さて、これだけ話題になった映画、配給元予定だったディズニーは、いったいどうするのかな?