水曜の夜、電話があった。
大学院時代の友人、M君の訃報を知らせる電話。
去年11月に亡くなった本田美奈子さんと同じく白血病で、もう何年も闘病生活を続けていた果ての出来事。
現代の医学で可能なあらゆる治療を試みたという。
他人事と思えず、本田さんの訃報についてここに書いた後も、いくつか困難な治療を続けていたという。
よくがんばったね、M君。
ゆっくり、ゆっくり休んでください。
周りの同世代の人たちよりずっと短い人生だけど、そして最後の比較的長い何年かはずっと闘病生活だったけど、きっとM君のことだから、精一杯、いろいろなことに思索をめぐらしながら、生き続けたに違いないと信じてる。
本当にお疲れさま。
そうとしかいえない。それくらい一所懸命、彼は生きたに違いないから。
まだ自分がドクターの院生だった頃、ちょうど結婚してまもなくの頃だけど、卒業後に鍼灸学校に通って整体師になったM君に、時々自宅に来てもらってマッサージをしてもらったっけ。お代は、友人価格ってことで、晩御飯でのもてなしだった。そんなまったりした日がまた来ることを待っていたのだけど。
本当に、いまはゆっくり、ゆっくり休んでください。
いつか僕らが逝くときまで。
お疲れさま。