さっき、米国牛肉輸入再停止についてNew York Timesの記事を探してたら、“Japan Again Bars U.S. Beef After Finding Banned Cattle Part” (January 20, 2006)という記事に、次のような記述を見つけた(太字強調引用者)。
ブルックリンの生産者、アトランティック・ヴィール・アンド・ラム社は、この出荷を「誠実なミステイク」と特徴づけ、それは、日本の顧客の注文に応えたものだったと述べている。(The Brooklyn producer, Atlantic Veal and Lamb, characterized the shipment as an “honest mistake” and said it was responding to an order by a Japanese customer. )
日本食糧新聞社の1月20日付の記事によると、この業者は日本シイベルヘグナー社。上のアトランティック社の言い分だと、この会社の注文に応えた結果、脊柱入り肉を出荷しちゃったと解釈できちゃうんだけど、まさかこの日本の会社(外資みたいだが)まで、輸入条件を知らなかったのだろうか??
もしそうだとすると、規則の周知を徹底できなかったのは、米国政府だけじゃなく日本政府もということになる。ひとのこと笑えんぞ??
ま、ブルックリンの会社が責任転嫁のために言ってる可能性もなくはないが。
日本シイベルヘグナー社について
輸入元の日本シイベルヘグナー株式会社さんは、「More Than Gourmet」さんのジャパン・オフィスであり、その「More Than Gourmet」さんは、輸出元のAtlantic Veal & Lambさんと、専門シェフのためのFresh/Frozen製品を作るための提携関係にあるということのようですね。
つまり、身内同士の製品の移動であったということになります。
となれば、日本シイベルヘグナー株式会社さんは、その事実関係についての説明責任が問われるのではないでしょうか。
Sasayamaさん、貴重な情報提供ありがとうございます。日本シイベルヘグナー社さんは、今のところ同社HPでは何もコメントされていないようですが、どういった事情(あるいは手違い?)でこのようなことになってしまったのか、ぜひ情報を公開していただきたいですね。