出張から帰宅すると、『思想』の見本が届いていた。今月の特集は「科学技術と民主主義」。小生のものも含めた最初の5論文は、昨年度末で終了した社会技術研究システムの公募研究「公共技術のガバナンス:社会技術理論体系の構築にむけて」(代表:藤垣裕子:東京大学大学院総合文化研究科広域システム科学系 助教授)の最終報告書に書いたものを縮めたもの。他のメンバーも同様だが、小生の場合、元は原稿用紙100枚分あったものを60枚に切り詰めるのに苦労した(=編集者に苦労をおかけした)。
目次:
科学技術とガバナンス ………………… 小林傳司
「固い」科学観再考 ……………………… 藤垣裕子
リスクガバナンスのパラダイム転換 …… 平川秀幸
科学コミュニケーション ………………… 杉山滋郎
岐路に立つ科学批判 ………………… 綾部広則
脳死臓器移植問題の社会的側面 …… 林 真理
「円卓会議」の記憶を掘り起こす ……… 尾内隆之
書店に並ぶのは明日か明後日頃だと思います。
[書店][書籍][STS]岩波の「思想」と「科学」の2005年5月号
先週の学会で何年ぶりかで仙台を訪れ,まず駅前にジュンク堂書店ができていたので早速探訪(書籍数は新潟・紀伊國屋書店の5倍以上?)。何冊かゲットして残りは戻ってからbk1に発注。その中で新聞の広告を見ていて探して手に入れたのが, -『特集 科学技術と民主主義』,…