昨日の「ワールドピースナウ・タイホ事件」の報を受けて、うちの細君が自身のブログに「明るい非暴力マニュアル」をアップしました。
あちら側の一方的な暴力性を際立たせ、人々の共感を広く呼び起こす。そのための積極的な無抵抗による抵抗と、それを支えるユーモアが非暴力のポイントらしい。ボコられて深刻に悩んじゃったり縮みあがっちゃったりしたら、相手の思うツボ。ケンリョクが使う「テロル」という道具はそれを目的にしているのだから。たぶん殴り返すより何百倍もしんどいことだし、へたすりゃ命がけの脱力系だけど、合言葉は「へらへら行こう!」だ。
ちなみに、イラク戦争開戦前の2003年1月18日に首都ワシントンDCに50万人が集まった反戦デモの記録ビデオ『No War on Iraq 1/18ワシントン50万デモの記録』――ラムゼイ・クラーク元米司法長官やアカデミー女優ジェシカ・ラングのスピーチが超カッコイイ!――には、非暴力について感動的なシーンがある。
(おそらく)ホワイトハウス前で、デモの参加者たちが座り込みを始めたのを警官たちが束になって排除しようとするのに対し、市民は誰一人暴れたりせず、みんな脱力して”非暴力不服従”でアピールしていた。若い人もいれば、おじいさん、おばあさんもいる。引きずり倒されれば、そのまま地面に脱力して横たわる。一方的に警官たちの暴力だけが際立つ光景。しかしさすがに警官も無抵抗の人間をボコボコにはできない。騎馬警官を乗せたお馬さんたちも、そんな人たちを踏むことはできない。
そして、ある中年の黒人警官の顔がアップになる。
彼は泣いていた。
明るい非暴力マニュアル
ピースウォークで逮捕者というご時世になったことですし、明るくオープンな市民活動
挑発されても、明るい非暴力マニュアル
『一輪庵』さんの「明るい非暴力マニュアル」と、『What’s New & Occasional Diary 京都女子大学現代社会学部 平川研究室Blog』さんの「明るい非暴力マニュアル?合言葉は「へらへら行こう!」」を拝見して。