ナノ理工学セミナー「ナノテクノロジーの社会受容:入門編」のお知らせ

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再来週に大阪大学ナノサイエンスデザイン教育研究センターが主催するセミナーで講演させていただくことになっています。
一般参加だと参加費が高いですが、阪大関係者などは無料だそうなので、ぜひご参加を。
以下、案内です。


ナノテクノロジーは、21世紀の様々な産業を支える基盤あるいは要素科学・技術として大きな将来的価値が期待されることから、日本でも戦略的な研究開発投資が進められています。このような大きな期待の反面、これまでにない革新的な技術のために、その予期しない社会への影響に対する懸念も生じています。ナノテクノロジーによる豊かな未来社会を創るためには、ナノテクノロジーの技術的側面だけでなく、環境・健康影響や安全性、あるいは倫理・法律・社会影響などの社会的側面にも社会全体で取り組もうとする責任ある研究開発姿勢(社会受容・社会関与)と、それを持続的な経済の発展に結び付ける実用化への取り組みが求められます。
今回のセミナー「ナノテクノロジーの社会受容:入門編」では、ナノテクノロジーの社会受容の課題にかかわる基本的な考え方とその実践的な取り組みの概要を紹介します。 なお、10月には(独)産業技術総合研究所との共催でセミナー「ナノテクノロジーの社会受容:アドバンス編」を開催し、ナノ材料の管理策や規制策に関する研究開発や政策動向を紹介し、ナノテクノロジーの社会受容の課題に対する理解をさらに深める予定です。

開催日時: 8月21日(金) 9:40~18:30 (討議後の1時間程度の懇談会を含む)
開催場所: 大阪大学・豊中キャンパス・基礎工学研究科G棟516号室
開催主題: ナノテクノロジーの社会受容セミナー:入門編
  「ナノテクノロジーで未来を拓く~社会の信頼の醸成をめざして~」
プログラム:
1.はじめに:人材育成における社会受容教育の重要性
  大阪大学ナノサイエンスデザイン教育研究センター 伊藤 正
2.社会的<受容>から社会的<関与>へ: 科学技術と社会の関係変化の歴史と理念
  大阪大学コミュニケーションデザイン・センター 平川 秀幸
3.責任あるナノテクノロジーの研究開発と社会受容の課題の位置づけ
  産業技術総合研究所 阿多 誠文
4.ナノテクノロジーの社会受容とは ~我々の活動を中心に~
  産業技術総合研究所 安 順花
5.ナノテクノロジーの課題に取り組む~海外事例
  産業技術総合研究所 関谷 瑞木
6.日本におけるリスク評価・リスク管理の取り組み
  産業技術総合研究所 石津 さおり
7.標準化に向けた国際動向と日本の活動
  産業技術総合研究所 田辺 正剛
8.まとめ
  大阪大学ナノ理工学人材育成産学コンソーシアム 伊藤 正
9.懇談会
会 費: コンソーシアム会員、学生および大阪大学教職員は、無料
(企業会員の場合、ナノテク社会人教育履修生やそれ以外の方も 含めて、社内から何名でも無料で参加が可能です。技術や品質部門の管理・監督者、責任者の方々の参加をお勧めします)
その他は、資料・懇親会費用として1万円/1人
申 込: FAX(06-6853-6859) または
E-mail (jinzaiikusei[ at ]nano.sigma.es.osaka-u.ac.jp: [ at ]を@に変えてください)にて、
所属、氏名、連絡先 を記入して7月31日までにコンソーシアム事務局へお申込み下さい。

 

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1件のコメント

  1. 【イベント情報】ナノ理工学セミナー「ナノテクノロジーの社会受容:入門編」(8/21)

    Mangiare!Cantare!Pensare!で情報ゲット. 残念ながら,申込み締め切りは7月31日までだったようです. ここ

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