改憲論者で知られる慶応大教授の小林節氏が、(なんと!)「しんぶん赤旗」(7月7日)に対し、「法治主義、法の支配、民主主義を心得ない小泉政権」による改憲の動きにブレーキをかける歯止め論を真剣に考えている」と語ったとのこと。
詳しくは、こちらへ(M.H.Squareさん、まとめ感謝です!)
M.H.Squareさん:
改憲論者・慶大小林節教授、法をわきまえない政治勢力=小泉政権による改憲に歯止めを、と主張=「しんぶん赤旗」7月7日付
一部、こちらにも転載させていただきます(太字部はM.H.Squareさんによるもの)。
憲法については、「主権者国民が国家権力(政府)に託した権力を乱用させないために課す規範」で、「国家権力者がヒトラーやサダム・フセインのような独裁者にさせないために、主権者国民が課した枠」であると語り、「イラク『派兵』で日本政府はウソをついて、いとも簡単に国民が課した枠をはみ出し、越えてはいけない一線を踏み越えて」いると指摘。「小泉政権は民主主義をわきまえず権力は国民から負託されているという認識に決定的に欠けています」と非難した。
そして「政府自らが提案して国会で主権者・国民の承認を取りつけた法律を、かくも乱暴にたばかる政治を見ていると、このように法治主義や法の支配をないがしろにする政治権力に、現憲法以上に使いやすい新憲法を与えてしまっていいのか、と私は深いためらいを感じないわけにはいかないのです」と語った。
まるで陰謀論者のようになっちゃった安べ幹事長といい、ここにきて自民党はほんとうに見苦しいまでに落ちぶれている。きっと「生命維持装置・公明党」を外しちゃったら、ほんと死んじゃうんだろうな。憲法の意味――国民・個人の権利の濫用ではなく、国家権力の濫用こそを縛るための規範だということ――も、法治主義、民主主義の基本も理解できていないというのは、政党としてすでに「脳死状態」ということだろう。もちろん自民党にもまともな政治家はいるに違いない。手遅れにならないうちに、彼らを他党へ「臓器移植」して、あとは永眠=政界引退していただかなければならない(鼻息荒い民主党の一部も一緒にね)。できれば、政界・政党大再編でガラガラポンして、ミギーでアナクロな改憲論者はひとまとまりに「茶色改憲党」でも作って、あとは「虹色○○党」とかいろいろなってくれれば、分かりやすく、そして選挙で落としやすくなっていいなぁ。
それにしても赤旗は、なんでこんな(・∀・)イイ!!話をウェブで公開しないんだろう?党の誰それがああ言った、こう言ったというのばかり。それじゃ聖○新聞と変わ(以下省略。)
改憲論者・慶大小林節教授、法をわきまえない政治勢力=小泉政権による改憲に歯止めを、と主張=「しんぶん赤旗」7月7日付
改憲論者で知られる小林節慶應大学法学部教授が、日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」7月7日に登場し、「法治主義、法の支配、民主主義を心得ない小泉政権」による改憲の動きにブレーキをかける歯止め論を真剣に考えている、と語った。 残念ながら「しんぶん赤旗」の…
hirakawaさん、こんにちは。TB&エントリー紹介ありがとうございます。
立場の違いはあれど、真面目に物事を考えようとする人にとって、コイズミ政権というのは本当に酷い政権である、ということが伝わってくるいい記事でした。ほんと、遅くなってもいいからウェブに公開してもらいたいものです。
この政権(と取り巻き連中)に新憲法を与えるのは、きっと「なんとかに刃物」状態なんだろうなあ。
moonyさん、こんにちは。
ほんと、「なんとかに刃物」、「ブッシュにホワイトハウス」、「コイズミに新憲法」ですね。
ところで相変わらずマスコミは、「選挙戦の争点はあいまい」、「有限者の関心は低い」、「体投票率が懸念される」という観測ばかりですね。ブログの世界では、実にたくさんの人たちが、これまでにないくらつ強い危機感でこの選挙を考えているのに、オフラインの世間はそんなかんじなんでしょうか?あるいは少なくともネット上では、たとえ世間から見たらごく一部でも、こんなにも危機感を持った人たちがたさんいるという事実くらい報じてくれても良さそうなものですが。。
単に知らないだけなのか、わざと無視しているのか、どちらでしょうね?