昨日のエントリーで、「今回の事件が今イラクで何が起きているかに争点が向かなかったことは残念」という安田純平さんの発言を紹介した。それで、なんとはなしにググって見たら、イラクのひとたちのblogサイトの情報を集めたblogを発見。(ちなみにBBCの紹介記事Baghdad Blogger)
- Mainページの右段のリンクの下の方に、Iraqi Bloggersというリンク集がある。(BlogPeopleのバナーのすぐ上)
- IRAQのBLOGGERたち、IraqのBloggerたち – 2、IraqのBloggerたち – 3
なかには、以前にここでもリンクしたBaghdad Burning(バグダッド在住の24才のイラク人女性のblog)のように、日本語に随時翻訳されているものもある。それらも含めて、ここにもリンクしちゃおう。
今のイラクにいてblogができる(しかも英語)ということは、このbloggerたちは、ある程度教育水準が高く、経済的な余裕のある中産階級の人たちやその子弟たちということになり、サンプルとしては偏っているが、インターネットを通じて世界の事情やアメリカ文化にも触れているだろう彼/彼女らが、現在のイラクの状況、アメリカの攻撃、日本の自衛隊のことや人質事件についてどう受け止め、考えているかがわかるのではないだろうか。
ちなみに、上記のIraqのBloggerたち – 3に、こんなくだりがあった。「サイトの中には、本当に突然更新が止まっているサイトがあります。 悲しいです。いつか更新が再開されるといいなと思うようにしています。」
インターネット上には、時々故人の日記サイトとかがそのまま残っていたりする。それも確かに日常の、ありふれた人生の一こまなのだが、イラク・ブロガーの場合には、もっともっと切迫した日常なんだな。このくだりを読んで、おもわずハッとしてしまった。。