昨年、『グローバルスピン』の邦訳出版を記念して、創芸出版と高木仁三郎さんは共同事業として2名の若者に研究奨励金を授与しました。
『グローバルスピン』はオーストラリアのウォロンゴン大学科学技術学部で新しい型の技術者を教育しているシャロン・ビーダーさんが、環境問題の企業戦略を調査し、民主主義にとっての脅威となっていることを明らかにした書物です。
『グローバルスピン』の趣旨を理解し、日本における調査研究をしようと応募した2人の、1年間の研究成果を発表していただきます。
残念ながら、高木仁三郎さんは早々と逝ってしまい、結果を聞いてもらうことはできませんが、「高木仁三郎市民科学基金」(略称 高木基金)という構想を残してくれたので、どういう形で市民のための科学者を激励するか、現在検討が進んでいます。その経過の最新情報の発表も兼ねます。「高木基金」に心寄せてくださっている皆さんも、ぜひこの機会を利用して議論していただきたいと思います。
日時: 9月1日(土)午後2時から
会場: カタログハウスホール (JR新宿駅南口から徒歩7分)
松崎早苗(『グローバルスピン』出版記念研究奨励金審査委員)
リスク論を考える 金森修(東京大学大学院教育学研究科助教授、『グローバルスピン』出版記念研究奨励金審査委員)
高木基金の研究奨励の方向について 高木久仁子(高木基金代表理事)
主催:『グローバルスピン』出版記念研究奨励金審査委員会
(シャロン・ビーダー、故高木仁三郎、松崎早苗、金森修、平川秀幸、松山圭子)
東京都中野区東中野1-58-15 寿ビル3F 原子力資料情報室内
TEL: 03-5330-9520、FAX: 03-5330-9530(担当:渡辺美紀子)