グローバリゼーション/WTO(世界貿易機関)と
農業・貧困・途上国債務問題のリンク集

もくじ

関連公的機関/文書
 関連機関とその文書
 その他の関連文書
ニュース/論説/イベント/キャンペーン
 ニュース
 論説
 為替取引税(いわゆるトービン税)について
 イベント/キャンペーン
国内/海外のNGO
 国内のNGO
 海外のNGO

このリンク集を利用するにあたって

市場原理万能主義的で、多国籍企業主導の不公正なルールに基づく新自由主義的グローバリゼーションと世界貿易機関(WTO)の諸問題、とくに農業・貧困・途上国債務問題を考えるためのリンク集です。最近は「反グローバリゼーション」という言葉が、メディアでもよく聞かれるようになり、ここに集めたNGOなどの運動を「反グローバル化」と形容することが増えてきましたが、これは誤解を招く言い方だと私は思っています。なんだか、人の結びつきや、物や情報の自由なやりとりが世界的になっていくこと自体に反対している閉鎖的なニュアンスを感じさせる言葉だからです。そうではなく、先進国政府や企業、世界貿易機関(WTO)や世界銀行、IMF(国際通貨基金)など国際機関を中心に進められている今現在主流のタイプのグローバリゼーションに反対し、そうではない公正なグローバリゼーション、市民主導・民衆主導の「オルタナティヴなグローバリゼーション」を目指すこと。これこそが、ここに集めたリンク先の諸運動が目指していることであり、またそうでなければならないことだといえます。(世の中には、「NGOが国際的に連帯できるのもグローバリゼーションのおかげだろ!反対するなんて矛盾してるじゃないか」というような低次元な批判(?)もあったりするのでご注意を。)

関連公的機関/文書

関連機関とその文書

世界貿易機関(WTO)本部
What is the WTO? (参考:世界貿易機関(WTO)について (日本語)
Legal texts: the WTO agreements WTO協定の法的文書
 The WTO's Agreements (The Uruguay Round Final Act: full texts) WTO協定
AGRICULTURE NEGOTIATIONS: BACKGROUNDER 農業交渉問題
NGO position papers received by the WTO Secretariat NGOからWTOへ寄せられたポジション・ペーパー

世界銀行 (世界銀行東京事務所
Poverty Reduction Strategies Papers (貧困撲滅戦略文書)
『世界開発指標(WDI)』のデータ世界銀行東京事務所

IMF(国際通貨基金)
Poverty Reduction Strategies Papers (貧困撲滅戦略文書)

食料の権利についての国連特別報道官(UN Special Rapporteur on the Right to Food) 2003年8月の国連総会報告書では、超国家企業(transnational corporations)の問題を取り上げ、次のように勧告している。「超国家企業の活動は今や、食料の権利に対して深遠な影響力を持ちうるようになっている。増大する超国家企業の力と、その民営化、規制緩和、国家の後退を通じての拡大は、今や、企業に人権基準を守らせ、その力の潜在的な濫用を制限するための拘束力のある法的規範を発展させる時であることを示している。」なお特別報道官はスイスの社会学者で、『世界の半分が飢えるのはなぜ?―ジグレール教授がわが子に語る飢餓の真実』の著者ジャン・ジグレール(Jean Ziegler)。

国連開発計画(UNDP)UNDP東京事務所)  『人間開発報告書』(Human Development Report)

国連農業食糧機関(FAO)FAO東京事務所
 世界食糧サミット2002
 Biological Diversity in Food and Agriculture (食と農における生物多様性)
  Biosecurity

世界食糧計画(WFP)WFP日本事務所

農林水産省「WTO農業交渉コーナー」

経済産業省「WTOトップページ」
WTO協定集
WTO関連文書データベース
WTO新ラウンド
産業構造審議会WTO部会の結果報告

外務省「世界貿易機関(WTO)」
第4回WTO閣僚会議(2001年11月9〜14日@ドーハ/カタール)
WTO基礎データ
 GATTからWTOへ
国連後発開発途上国(LDC)会議
 LDC会議とは
 LDCとは
 世界のLDC分布図
 第1回、第2回LDC会議
 第3回LDC会議
 日本の対LDC支援
 日本とLDCの貿易
 重債務貧困国と日本の立場

その他の関連文書

経済産業省『平成13年度通商白書(総論)』
「第3章 グローバリゼーションの光と影」

ニュース/論説/イベント/キャンペーン

ニュース

Yahoo!JapanでのWTO最新情報 WTO関連の最新ニュースが日本語で提供されています。

LycosでのWTO最新情報 WTO関連の最新ニュースが日本語で提供されています。

Yahoo!USAでのWTO最新情報 WTO関連の最新ニュースが英語で提供されています。

ニュース漂流・WTO農業交渉の行方 農業交渉関連のニュースが日本語で提供されています。

農水省・海外農業情報 世界の農業事情に関する情報サイト

WTOドーハ会議の最新情報 - FOOD FIRST(食糧・開発政策研究所) アメリカのNGO、FOOD FIRST(食糧・開発政策研究所)による2001年WTOドーハ会議の最新報告。

論説

ATTACニュースレター日本語版プロジェクト フランスに端を発し急速に世界に拡大しているATTACAssociation for the Taxation of financial Transactions for the Aid of Citizens: 市民のために金融投機に課税を求める協会)の日本グループ"ATTAC JAPAN"によるATTACニュースレター"Sand in the Wheel"の日本語訳。

アジア太平洋資料センター(PARC)
北沢洋子の「世界の底流」(「執筆者別」から入ってください)

世界の底流〜北沢洋子の国際情報 1999年12月のシアトルのデモを皮切りに、グローバリゼーションをめぐる世界各地の反対運動や議論の紹介、また、2001年の1年を通じて、アジア太平洋資料センターの自由学校において、国家、民族、環境、女性、NGOなどといった21世紀の課題を柱にして「20世紀を解剖する」、いささか野心的な講座の講義録などを掲載。

ル・モンド・ディプロマティーク (日本語サイト) Le Monde Diplomatique (en French)
「遺伝子組み換え食品をめぐる欧米貿易摩擦はあるか?」スーザン・ジョージ(ATTACフランス副代表)(2002年5月号)
「飢餓問題をめぐる国連機関の分裂」(2001年11月号)
「反グローバリゼーション派」に逆襲する自由主義体制(2001年8月号)
「人類は一つ」は夢か悪夢か(2001年8月号)
途上国のエイズ治療をめぐって(2001年7月号)
「統治」あるいは「市民社会」の幻影(2001年6月号)
ポルト・アレグレで(2001年1月号)
科学と技術をめぐる政策、そして(2000年9月号)
世界銀行、半世紀の曲折(2000年9月号)
「第三世界とは何もの」であったか(2000年8月号)
社会連帯経済の新たな地平(2000年7月号)
グローバル公共財という考え方(2000年6月号)
医薬品の国際アパルトヘイトを許してはならない(2000年1月号)
このままWTO体制を推進してよいのか?(1999年11月号)
国家の空洞化(1999年8月号)
新たなる世界秩序(1999年6月号)
バイオテクノロジーが引き起こす医療格差(1999年3月号)
NPOと参加民主制(1999年1月号)
戦略としての飢餓(1998年11月号)
消費する「自由」のある世界(1998年8月号)
遺伝子組換え作物の何が危ないか(1998年5月号)
市民不在の金融ヨーロッパ(1998年5月号)
「連帯経済」こそ第三の道(1998年4月号)
イニャシオ・ラモネ(ル・モンド・ディプロマティーク編集総長)「金融市場を非武装化せよ」
合理性のあくなき追求 - 「アメリカの経済パフォーマンス」の正しい読み方(1997年1月号)
構造調整のショック - 引締め政策の罠にはまったヨーロッパの人々(1996年7月号)

為替取引税(いわゆるトービン税)について

「アジアの環境協働管理を /為替取引税で貧困対策を」(朝日新聞Asahi Asia Network)

「サミットのアフリカ支援合意 「IMF路線」は見直す時」(毎日新聞「記者の目」2002年7月2日)

イベント/キャンペーン

脱WTO草の根キャンペーン

グローバル・ピース・マーチ(2003.9.13@東京)
第5回WTO閣僚会議を失敗させよう!―FTAAとWTOに反対する半球/地球集会の呼びかけ
原文:Call of the Hemispheric and Global Assembly against the FTAA and the WTO

グローバル・ピース・マーチ in 京都@2003.9.13

World Parliamentarians Call for Tobin Tax (トービン税導入を求める世界議員) 為替取引きに課税することによって投機マネーを抑制し、かつその税収――税率0.1%で、年間、全世界のODA総額の三倍にあたる1600億ドル近くになると推計されている――を世界の貧困問題や環境問題の解決のための資金にしようという「トービン税」の導入を求める世界各国議員の署名サイト。2002年3月8日現在859名の署名がある(ただし日本の議員の署名はゼロ。署名した各議員の名前の横には国旗が並んでいるが、こういうところでこそ日の丸の旗を見てみたいものだ 'Show the Flag!!')。

国内/海外のNGO

国内のNGO

ATTAC JAPAN(首都圏) フランスに端を発し急速に世界に拡大しているATTACAssociation for the Taxation of financial Transactions for the Aid of Citizens: 市民のために金融投機に課税を求める協会)の日本グループ"ATTAC JAPAN"の首都圏サイト。
ATTACニュースレター日本語版プロジェクト

ATTAC関西(新自由主義的グローバリゼーションに反対する新しい運動)

ATTAC京都

SIZE MEDIUM: Brief Updates on Trade Talks WTOカンクン閣僚会議の交渉記録

脱WTO草の根キャンペーン

AMネット(APECモニターNGOネットワーク) 貿易自由化・グローバリゼーションの問題の調査・研究、政策提言を行っているNGO。
世界貿易機関(WTO)モニター
森林と農林産物貿易自由化
投資自由化モニター
水の自由化モニター
ODA改革
役立つWWWリソースリスト
世界貿易機関(WTO)関連Webリソースリスト
APEC関連WWWリソース
農林産物・遺伝子組み替え関連情報のリンク集

WOW! Japan (Watch Out for WTO, Japan)
リンク集

「環境・持続社会」研究センター(JACSES) 環境政策およびその他の調査研究・政策提言活動などを通じて、持続可能な社会を創造することを目指すNGO。

A SEED JAPAN
A SEED JAPAN 食農チーム
WTOの解説
リオ−10キャンペーン

国際青年環境NGO セージ(SAGE) 京都に拠点を置くNGO。環境問題や南北問題など、日常の生活の中ではなかなか感じ取られにくい地球規模の問題に対して、社会、特に若者の関心を高めること、そして実際にそれらの問題の解決の一つの力となることを目的としている。

ピースネット ATTACニュースレター日本語版」を要チェック。

ピープルズ・プラン研究所

地球の友ジャパン
プロジェクト & キャンペーン
 開発金融と環境プログラム
 森林と貿易プログラム

熱帯林行動ネットワーク (JATAN)

アジア太平洋資料センター(PARC)

Oxfam International(日本語サイト) 「貧困をなくすこと」を目指して世界100カ国以上で活動する国際NGO

世界水フォーラム市民ネットワーク 農業に続いてグローバリゼーション(=万物の商品化)のターゲットになりつつあるのが「水」です。インドなど第三世界では、先進国資本のペットボトル産業や水道産業によって貧困者が、共有の資源であるべき水を手に入れられなくなってきています。

ピースボート

途上国の債務と貧困ネットワーク(元ジュビリー2000ジャパン)
海外Jubilee 2000 ウェブサイト
IMF・世銀特集
ファクト
 債務問題関連
 グローバル化関連

ジュビリー関西ネットワーク

債務と貧困を考えるジュビリー九州
旧サイト「債務帳消しキャンペーン・ジュビリー2000福岡」

グローバルヴィレッジ(フェアトレード) 環境と共存できる公平な貿易を通じて、フェアな世界をめざすNGO/フェアトレード組織。環境破壊・農業破壊が懸念される自由貿易の推進機関である世界貿易機関(WTO)とは正反対の立場であるフェアトレードに関する情報。
People Tree(フェアトレードカンパニー株式会社) グローバルヴィレッジのフェアトレード商品を扱う事業部門です。
 全国のフェア・トレード・ショップ 全国のフェアトレードのお店の紹介。京都・大阪にももちろんあります。

農民運動全国連合会

市民フォーラム2001

日本子孫基金 コーデックス委員会に関する情報もあり。

食と森の認証 認証をテーマにグローバリゼーションを考えるHP

大地を守る会
遺伝子組み換え食品
雑穀と、在来種と。ライフシードキャンペーン

農業情報研究所 「グローバリゼーションは人類と地球に何をもたらすのか」という観点から、遺伝子組換え作物など農業情報を収集・分析している。

WTO navi(市民のためのWTOリンク集) A SEED JAPANのスタッフ田辺有輝さんのサイトorganic-style内のページ

海外のNGO

ATTAC (Association for the Taxation of financial Transactions for the Aid of Citizens) フランスに端を発し急速に世界に拡大している「反グローバリゼーション=もう一つのグローバルな世界を求める運動」の中心を担うATTACのサイト。
日本語ページ

Transnational Institute ATTACフランスの副代表スーザン・ジョージが副所長を勤める「トランスナショナル研究所」(アムステルダム)

Focus on the Global South

World Social Forum (世界社会フォーラム) 「もう一つの世界は可能だ」を合言葉に2001年から始まった世界社会フォーラムの公式サイト。第2回の2002年は、世界中から5000のNGO、6万人の人々が集まった。(既にトービン税導入を決めたフランス政府からも6名の閣僚が出席。)プロテストという従来型の運動の頂点が、WTO新ラウンド交渉を決裂に追い込んだ1999年11月の「シアトル」だったとすれば、世界社会フォーラムは、プロテストを越えて、具体的な政策ヴィジョンを市民が国境を越えて模索し始めた出発点だといえる。

Public Citizen
Public Citizen: Global Trade Watch アメリカ消費社運動の指導者ラルフ・ネーダー主宰のパブリック・シティズンの貿易問題のサイト。

Oxfam International 「貧困をなくすこと」を目指して世界100カ国以上で活動する国際NGO

FOOD FIRST: Institute for Food And Development Policy 途上国における食糧問題と南北問題に重点をおいたアメリカのNGO。"Food First Alert"というメールニュースのサービスも行っている。
Ten Reasons Why Biotechnology Will Not Ensure Food Security, Protect the Environment and Reduce Poverty in the Developing World , Food First, October 1998.(日本語訳
Food First 日本語サイト ジャーニー・トゥ・フォーエバーのサイト上にあるFood Firstの日本語サイト。
「バイオテクノロジー・遺伝子組み換え技術」特集ページ
遺伝子組み換えに対する国連の大きな誤り (国連環境計画『人間開発報告2001』への批判)
遺伝子組み換え作物は第三世界の貧困と飢餓と低生産の解決策となりうるか?
世界飢餓にまつわる12の神話

Third World Network (TWN) マレーシアに拠点を置く第三世界を代表する国際NGO「第三世界ネットワーク」。環境・貿易・開発関係の諸問題を扱っている。

Research Foundation for Science, Technology and Ecology  ヴァンダナ・シヴァ主宰の科学・技術・環境研究財団。NavdanyaやDiverse Women for Diversityなど生物多様性・文化的多様性、農業と農民の権利や伝統的知識を守るインドの民間運動の情報掲載。

Via Campesina(農民の道) 食と農の工業化・グロバリゼーション・企業支配に対抗する世界的な農民運動ネットワーク

Confederation Paysanne (フランス農民連盟) フランスの中小農民組織。遺伝子組換え食品反対など、食の安全や食文化・農文化の多様性・独自性、農民の権利を守るために闘っている

「ミートリックスは君の周りすべてを包囲しているのだ、リオ。それは肉や動物製品がどこからやってくるかを示す我々の物語なのだ。真実を知りたくば赤いカプセルを飲め。」― 映画Matrixをパロって、利益最優先の工業的畜産が持続可能な小規模農家を食いつぶし、動物と人の健康、環境を破壊していく様を描いたクールで痛快なFlashムービー!(日本語版スクリプトはこちら

Agribusiness Accountability Initiative

Greenpeace(グリーンピース)
World Trade (世界貿易・WTO問題のページ)

Friends of the Earth (地球の友)
Int'l Programs (国際プログラム)

Indigenous Peoples Council on Biocolonialism (IPCB) 国家や企業による先住民族社会の遺伝資源の収集・利益独占(バイオ植民地主義)に抗議する南北アメリカの先住民のネットワーク。

The Institute for Agriculture and Trade Policy (IATP)

Rural Advancement Foundation International (RAFI) カナダに拠点を置いた、農村社会における持続可能な技術の利用を求めるNGO。農業における生物多様性やバイオ・パイラシーなどの問題を扱っている。

Jubilee Plus (ジュビリー・プラス)

Bretton Woods Project(ブレトンウッズプロジェクト) IMFや世界銀行を中心とする多国籍金融機関の動きをフォロー&分析。

NGO/CSO Forun for Food Sovereignty 2002年6月の世界食糧サミットと並行開催されたNGO/CSO(Civil Society Organizations)による「食糧主権(Food Sovereignty)」の会議。「貿易よりも食糧主権を優先しよう!」と訴えたが、世界食糧サミットでは、この文言を合意文書に盛り込むことに米国が断固反対した。

PEOPLE'S FOOD SOVEREIGNTY (民衆の食糧主権)


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Last updated: 20 September, 2003