«  除去義務を知らなかった検... | トップ | 記事一覧 | 「背割り」の証拠?  »

全面停止は過剰反応?―米国業界団体が批判

| コメント(0) | トラックバック(0)

これも完全に想定の範囲内ですが、米国の食肉業界団体からは、もうこんな文句が飛び出してます。議会でも同じことを記者会見で訴えてるオッサンが、さっきテレビに映ってました。ただの逆ギレ状態。

米検査官、日本向け基準認識せず…農務長官が謝罪
・・・全米最大の食肉業界団体、米国食肉協会(AMI)のパトリック・ボイル会長は20日の記者会見で「問題の牛肉は米国内では食用が認められている」と強調し、「1施設による1回だけの出荷だけで、日本政府が米国産牛肉を全面的に輸入禁止とするのは支持できない」と述べている。(読売新聞) - 1月21日14時22分更新

米語には「一事が万事」とか「氷山の一角」、「一匹見つけたらその後ろに30匹いると思え」という言葉はないんでしょうか?こんな寝言は、この件が「1施設による1回だけの」問題であることを十分信頼できるデータによって証明してからにしてほしいものだ。(国連査察要求!?)

前のエントリーにも書いたけど、これは米国政府から「輸出してよし」と許可をもらった施設で起きたミスであり、この政府の認証手続きそのものに欠陥があることを示している。したがってそれは、このような不始末が今回の一社に限られず、残りの施設すべてにおいても起こりうる可能性を示している。農水省が先月12日に動物検疫所長宛に示した「米国から日本向けに輸出される牛肉等の家畜衛生条件及び輸出証明プログラムについて」(PDF635KB)には、「重大な遵守違反が繰り返されるようなシステム全般に係る問題により本家畜衛生条件は停止され得る」と書いてある。今回のケースは、この要件に該当するのではないか?

昨日の「全面停止」は、おそらくは政治主導のある種のパフォーマンスなんだろうけど、この点では、日米間の取り決めから見ても、正当化されるのではないだろうか。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://hideyukihirakawa.com/mt/mt-tb.cgi/491

コメントする


画像の中に見える文字を入力してください。

2017年3月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

Access

Archive

Creative Commons License
このブログはクリエイティブ・コモンズでライセンスされています。
Powered by Movable Type 4.22-ja
OpenID対応しています OpenIDについて

出版情報

 

 

Twitter

About this blog

▼当blogは大阪大学コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)の平川秀幸の個人用blogです。▼トラックバック&コメントwelcomeです。ただし、記事にあまり関係がないもの、商品広告・宣伝のためのものなどは、当方の判断により削除させていただきますので、ご了解ください。

このブログ記事について

このページは、hirakawaが2006年1月21日 18:30に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「除去義務を知らなかった検査官―米国牛再禁輸問題」です。

次のブログ記事は「「背割り」の証拠?」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。