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ふざけるのもいい加減にしてくれと言いたい

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最近、ニュース番組を見るたびムカムカしてしょうがない。

「郵政解散」を経て、国会に続いて、とうとう幼稚園化してしまったこの国の選挙と、多少は批判めいたコメントを述べつつも、所詮はただの言い訳で、それを垂れ流すだけのマスゴミ。いうまでもなく、ジミン党の「刺客」候補擁立の話だ。

「人生いろいろ」とか「サマワが安全かどうかなんて、私に聞かれたって分かるはずないでしょう~」などに代表されるコイズミ首相の国会答弁なんてのは、「そんなこといつ言ったぁ?何時何分何秒?」とか言い返す幼稚園のクソガキのようだと常々思っていたが、ここに来てついに選挙戦までが、そのレベルに堕してしまったんじゃないだろうか。

昨夜のどこかのニュース番組によれば、絵を描いてるのは、例のごとく、飯島秘書官だという(どうでもいいけど、この人、いつ見てもイトマン事件の某巨漢の被告に姿がかぶるんだよなぁ)。なんでも、紳士録をめくって片っ端から有名人に声をかけてるらしい。さらにD通とか、広告代理店もせっせと仕事してるんだろう。(私の悪友のD通マンの一人は自民担当。)

特に今回狙い目になってるのが、女性有名人。そりゃあ、国会議員に占める女性議員の割合が、先進国中で最低なのはもちろん、世界でも102位(2005年4月30日現在、下院または一院――日本では衆議院――の議員数で比べた場合。出典:Women in Parliaments: World Classification)という恥ずべき男女平等後進国にあっては、もっともっと女性議員が増えなきゃいけないと思うけど、いかにも脂ぎったオヤジの「守旧派」候補への当て馬として、女性候補を立てるというイメージ戦術がミエミエなのがとにかくイヤらしい。そんなアホな糞オヤジの浅知恵にホイホイ乗っかる刺客候補たちも、いい加減にしてほしい。真面目に改革のこと、考えてんですか?ほんとに。

ついでにいえば、そういうサル知恵に同じくホイホイ乗せられて、刺客候補たちに投票しちゃう有権者もいっぱいいそうだから、なお憂国の情はつのるばかり。(「サル知恵」といえば、改革の中身やその実効性について何も言うことなく、「改革に賛成か、反対か」と、問題を二項対立に単純化するのって、まさに、「敵か味方か」とやってテロ戦争あおってる某国のチンパン君と同じだな。)

こうなってくると、天邪鬼な自分としては、なんだか、あの「国民新党」まで応援したくなってきちゃうぞ。実際、彼ら、自民党離れちゃったから、利権のうまみを吸うための神通力はほとんど消えうせて解毒されちゃったわけで、少なくともカウンターバランスとしては、多少生き残ってほしい気がする。それに今回の郵政改革法案――郵政改革一般ではなく、あくまで今回の法案――に反対するのって、果たして本当に、利権維持のための後ろ向きの姿勢なんだろうかというのも、やはり考えておかなきゃならないんじゃないだろうか?

というわけで、たとえば、数日前からそこここのブログでも紹介されているこれ。

VIDEONEWS.COM マル激トーク・オン・デマンド 第229回 [2005年8月12日]
選挙特番:私が郵政民営化に反対する本当の理由
ゲスト 荒井広幸参院議員

この中で荒井氏は、資金の出口の改革がうたわれていないため、この法案では民営化の主目的とされる財政投融資の改革は実現できないと主張している。社会格差もますます広がり続けるだろうとも言っている。利権を守りたいがための単なる言い訳か、本質を突いた批判なのか、ちゃんと見極める必要があるが、少なくとも一見の価値はあるんじゃないだろうか。

だいたい今回の選挙で問われるべき争点は郵政だけじゃないはず。対米・対中といった外交問題もあれば、年金その他の社会保障政策など、これまでのコイズミ・竹中のネオリベ路線で、ひたすら国民負担が増え続けてきた問題もある。このまま行けば、サラリーマン家庭狙い撃ちの増税も待っている。社会の調整機能をもっぱら市場に任せる――従って、市場になじまないものは取りこぼされる――新自由主義的な社会、アメリカのように、国内に巨大な「第三世界」を抱えたような社会格差の大きい社会に向かうのがよいのかどうか。あるいは、「官か民か」の二者択一だけが、この国のとるべき選択肢なのかどうか。日本はいま、重大な岐路に立っているんじゃないだろうか。

アジェンダの設定、再設定という重要な機能を担う気概も能力も放棄したマスゴミは、そのあたり、言い訳のようにちょっと言及するだけでスルーしつづけてるけど、ホント、洒落になりませんよ、このままじゃ。

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コメント(5)

私の方でも参考のために紹介してみます。

ところで、今回の宮城地震で、女川原発の真実がどうなのか気になっています。
第一報で煙(水蒸気?)が建物の何カ所かから立ち昇っていた映像を見ましたので、なんともないといわれてもねぇ。

アリさん、こんにちは

ニュースで映像見てないんですが、建物から煙(?)って、とても気になりますねー。

本当に、どうなってるんでしょう?

東北大の高橋です。平川先生、お久しぶりです。実は結構Blog愛読させていただいております。ご心配されているようなので、一応原子力の専門家として一言発言させて下さい。

今回の地震で発電所では251.2gal の最大加速度を検知して、原子炉(1,2,3号機)は自動停止しました。これは通常の動作で安全系が正しく働いたということです。(こういう言い方がもはや専門家ちっくなのかな、、)
実は私もそのニュース映像は見ました。あれは煙ではなくて「蒸気」だと思います。原子炉が緊急停止すると、タービンに送られていた熱を、別のルートで外部に放出する必要があります。その放熱の蒸気ではないかと思います。もちろん放射能を含んだ一次系の蒸気が直接放出されいるわけではなく、熱交換してから放出されているはずです。地震によって通常以上の放射性物質が環境中に放出された事実はないと思います。HP上でリアルタイムで発電所周囲の放射線のモニタリング結果の情報が公開されていますから、漏れがあったら隠せないと思います。(と、僕は信じてます)

といっても、私の知識も不十分なので、この件に関しては東北電力の人に直接聞いてみます。

地震は怖いくらいに揺れました。家の2階にいたのですが、2x4は地震に強いんだと自分に言い聞かせてました。被害はコーヒーカップ一個でしたが、、。


東北大高橋です。女川原子力発電所の件ですが、東北電力の方から回答を頂きました。

地震のスクラムの時に立ち上る煙は、ディーゼル発電機の排気だそうです。最初は黒く見えてその後白い煙のように見えるそうです。
発電所は自分で電気を作っていますが、外部からの電気も必要としています。地震の時には外部からの電源も失われる可能性があるので、自前で電力を確保するためにディーゼル発電機が自動起動するような設計になっているのだそうです。一号機は二台、2号機は三台のディーゼル発電機が自動起動したそうです。結果的には外部からの電源は確保されていたので、このディーゼルの起動は不要だった訳ですが、巨大なディーゼルが動いたための煙だった訳です。ディーゼル発電機は月に一度起動試験をするのですが、その際にも同じ煙が出るので、問い合わせがあるそうです。

僕が最初にお答えしたような、廃熱のために蒸気が外部に立ち上ることはあり得ないそうです。タービンに行かなくなった蒸気は、復水器に直接送られそこで海水で冷やされるだけです。御納得頂けたでしょうか?

高橋さん、こんばんは。
丁寧な説明、東北電力にもお尋ねいただき、ありがとうございます。

なるほど、煙=蒸気は自家発電用のディーゼル発電機のものでしたか。いくら想定振動を上回ったからといって、1ガル程度超えただけで、まさか、蒸気管が壊れるはずもないし、高橋さんが最初に考えられたように、熱の強制排気でもしたのかなと想像してました。(機関車が停止するときの「プシュー」みたいなイメージでした。)

また京都方面にお越しの際は、ぜひ連絡ください。
次はぜひ、浜省歌いに行きましょう(^^)


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このブログ記事について

このページは、hirakawaが2005年8月19日 06:14に書いたブログ記事です。

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