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《スーパーサイズ・ミー》まもなく公開

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今学期の短大生向け授業では、BSEから始まって、現代のファストフード産業の健康影響や政治経済的問題について扱っているのだが、昨日は「肥満」とファストフードの話題になって、間もなく日本でも公開される話題の「人体実験」ドキュメンタリー映画《スーパーサイズ・ミー》の話に触れた。

《スーパーサイズ・ミー》日本公式サイト

中身については、上記公式サイト、そして映画自体を見て欲しいが、ヤラセでないとすれば、マクドナルド恐るべしである。(「スーパーサイズ」とは、米国のマクドナルドにある超特大サイズのこと。)

ちなみに短大の授業では今、『ファストフードが世界を食いつくす』で有名なエリック・シュローサーの『ファストフードと狂牛病』を輪読してもらってるのだけど、昨日やったところには、「マクドナルドが進出し拡大した国では肥満が増加している」という話があった。マクドナルドばかりでなく、食生活全般のタダレ具合のせいなのだろうが、実際、アメリカに行くと肥満体の人が多いのにホント驚く。街を歩いていると、日本人から見ると半端じゃない――日本人の肥満体なんてスリムの部類に入るくらい――おデブも含めて、視界の半分以上を肥満の人が覆っているという印象すらある。お父ちゃん、お母ちゃん、子供たちみんなが関取みたいな家族もよく見かけるし。あれで連れているペットまで太ってたら、もう堪らない。はっきり言ってマンガのような現実。ちなみに今年の夏フランスに二週間滞在した時のことだが、妻と街を歩いている時に、前からオデブ集団がやってきて、「あれ、もしかしてアメリカ人かなぁ?」なんていいながらすれ違いざまに聞き耳を立てると、たいていは英語をしゃべていたのには笑った。まぁ、中にはイギリスの人たちもいたかもしれないけど、イギリスでも肥満はトップランクの食品問題になっているから、たいした違いはない。

アメリカでは、《スーパーサイズ・ミー》の効果か、マクドナルドがスーパーサイズの販売を中止したらしいが、日本ではどういう反響があるのだろうか?ちなみに、下記の映画紹介によると、日本では、「公開前の現在、マクドナルドの圧力ではなく、電通、博報堂、という大手広告代理店の、自主判断?で、この作品のテレビ・ラジオでの有料の広告が出稿出来なくなっている」そうだ(←電・博、必死だな)。

映画館主義 第13回 マクドナルドが映画に!?  ---「スーパーサイズミー」----

日本での公開は、12月25日スタートの東京のシネマライズを皮切りに、正月にかけて全国で始まる。京都では、12月4日にオープンする京都シネマ(京都市下京区烏丸通四条下ル・旧丸紅ビル・COCON烏丸←ウチの近所)で正月あたりに始まるらしい。ぜひ行かねば。

《追記》
昨日の授業の学生さんたち(7人)は皆、ファストフードはせいぜい月に1~2回ほどしか食べないらしい。ハンバーガーもマクドナルドではなくモスだそうだ。理由はカンタン。モスのほうが美味いから。小生もまったく同じ理由で絶対モス派。マック(関西流にはマクド)は、最後に食べたのがいつか思い出せないくらい長い間――たぶん10数年――経っているが、とにかくパンも肉も紙をかんでるみたいに不味かったのだけは憶えている。

あと、ことしゃんのページさんの今日のエントリー。肥満は恐ろしいですねー。

太りすぎは脳細胞が減っていく・・・

これに関しては、次の本がオススメです。

キャロル・サイモンタッチ著『クレージー・メーカー ― 脳を壊す食品をなぜつくるのか』
ファーストフードや冷凍食品等の不自然に美味しいアメリカ食は脳をおかしくする。「狂気を作る食品」の摂取に警鐘を鳴らす米国の学者による栄養学版『沈黙の春』。
参考:
30日間朝昼晩三食すべてマクドナルドで食べる町山智浩アメリカ日記
食の選択nanayaのひとりごと

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 ダンナのブログにエントリされてますが、『スーパーサイズ・ミー』が日本でも公開さ 続きを読む

nanayaのひとりごと - 食の選択 (2004年11月30日 21:05)

町山智浩アメリカ日記で以前紹介されていた映画『SUPER SIZE ME』日本でも、12月25日公開。マクドナルドのメニューを1ヶ月食べ続けたら、身体はどうなるか? 続きを読む

今日紹介するのは、ファーストフード業界の実態を暴いて、数年前に 全米ベストセラーになった「ファストフードが世界を食いつくす」です。 コストパフォーマンスをあげるため、不法移民を労働者として雇用し、 劣悪な環境で働かせていた事実や、 ハンバーガーやポテ... 続きを読む

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http://keiziweb.com/kikaku/maclife/maclife01.html
はじめまして。日本で実験した人もいるようです(問題なかった模様です)。

clodaghさん、コメント&情報提供ありがとうございます。

日本のマックは、やはりアメリカと較べるとやはり低カロリーで、肉質もいいのかもしれませんね。大きさにしても、スーパーロックが食べつづけた「スーパーサイズ」と較べたら、断然違いますし。スーパーロックの実験条件は極端なケースだというのは、そのとおりですね。

ただ、スーパーロックも言ってますが、その「極端なケース」は、必ずしもアメリカでは非現実的な想定ではないし、マクドナルドに限らずアメリカの食生活全般が歪んでいるというのも本当なのでしょうね。実際、アメリカに行くと本当に、肥満が目に付きますし。(最近ではイギリスがその後を追ってて、食品分野では肥満が最も重大な問題となっているそうです。)

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このページは、hirakawaが2004年11月26日 08:36に書いたブログ記事です。

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