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浜岡原発:稼働停止求め全国署名活動

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毎日新聞の記事「浜岡原発:稼働停止求め、全国署名活動を開始」より。東海大地震の予想震源域のなかにある浜岡原発が地震で壊れた場合に起きる地震災害と放射能汚染災害の二重災害、いわゆる「原発震災」を懸念してのもの(『原発震災を防ぐ全国署名』 のページ)。

反原発の市民グループなどで作る「原発震災を防ぐ全国署名連絡会」(庄司静男代表)は27日、マグニチュード8クラスの東海地震が起きる前に中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市、沸騰水型軽水炉4基)を止めるため、100万人を目標に全国署名を始めたと発表した。
「浜岡原発を考える静岡ネットワーク」や自治労静岡県本部が呼びかけ、政府や国会議員に「原発震災が起きれば首都圏にも被害が及び、経済的、社会的な影響は計り知れない」と即時停止に向けた法制化を求める。

ここ数年のうちにやってくるとも言われている東海大地震。月に3~4回は東京と京都を往復してる身としては、自身の問題としてもかな~り心配です。地震だけでも、サッカー日本代表やその卵たちをかかえるサッカー王国静岡はどうなっちゃうんだろうとか、経済はどうなっちゃうのか、混乱に乗じて不埒な国が攻めてきたらどうしようとか、いろいろ考えちゃうが、そのうえ放射能汚染まで加わったりしたら、救援活動も非常にむずかしくなるわけで、できれば考えたくないくらい大きな問題である。

ところで、記事が伝えているような署名運動なんかやると、またぞろあちらこちらで「サヨが、プロ市民がまたなんかしてやがる」という声が上がるんだろうね。記事でも触れられているように、運動には、村田光平さんという元駐スイス大使の方など、いわゆるプロ市民系以外の人たちも加わってて、非党派性・超党派性を強調してはいるのだが、いかんせん「反対運動」とか「要求運動」というのは、先日のイラク人質事件と同様、この国ではウケが悪すぎる。(「反日的分子」よばわりする御仁もいるし。。)その主張の中身が何なのかを見る以前に、はっきりいって「ウザイ」と目を背け耳をふさいで他人のフリするのが一般的な反応だろう。小生自身、浜岡の問題は重大だと思うし、他のイシューでは運動関係に片足ひっかけてたりすることもあるが、ウザイというのは、生来の身体感覚としてやっぱり時々(強~く)感じるもんね。

ちなみにプロ市民嫌いが多い某巨大掲示板では、昨年9月に「東京で大地震?」というのが話題になった頃から、臨時地震板【東海】浜岡原発を何とかスレ【地震】というスレッドが続いてる。時々、プロ市民嫌いの武者が突撃してきて、話がループしてたりするが、基本線は、「浜岡原発の問題は、プロ市民だろうが誰だろうが関係する深刻な問題」、「原発一般を否定するのではなく、リスクの高い浜岡のみの運転中止を求める」、「運転中止も、とりあえず地震が来るまでのこと」という穏当なライン――まず原発反対ありきで、浜岡をネタにその一般的主張を唱えるというのとは違う――を保とうとしている。そのあたりは、たとえば、このスレのまとめサイト(いまは「旧まとめサイト」となってるみたい)にも、「プロ市民サヨク団体の集めた情報は利用しますが彼らの活動には協力しません」と書かれてたりする。かなりの気の使いようだが、こういう「身振り」は、その分だけ、この国で「異見」を唱えることの難しさ、社会運動の孤立の度合いを物語っている。運動側は、そういう世間様とのギャップに対する身体感覚みたいなものをもっとしっかり身につけなきゃいけなくって、実際、この浜岡の運動でも、「あらゆる立場を超えて」「東海大地震がすぎるまで止めておく」など、2ちゃんねらたちと同じ姿勢を強調していると思うのだけど、それでも世間様との距離はとっても大きいんだろうなぁ。。。

しかし、その一方で問題そのものは、とてもリアルで重大だ。このままほっとけば、原発震災が起きても、「日本中どこにでも住めるのに、そんなところに住んでいたあなたの自己責任です」といわれかねない。そもそも原発事故の場合、賠償金の総額は上限が法律で決まっている。ましてや原発震災の場合は「天災」で片づけられてしまうだろう。個人はもちろん、事業者や保険会社、さらには究極の保険引受人である国さえも背負いきれない巨大な「責任」がそこにはある。

なにはともあれ、この問題、どういう答えを出すにせよ、誰もが一度は考えてみるべきものだと思います。ずっと更新してないので、リンク切れしてるのもあるけど、以前に小生が作ったリンク集です。

 東海地震と原発震災問題のリンク集

それと、以下は、2ちゃん系と運動系の浜岡原発震災関係のリンク。

あと、いうまでもなく、浜岡原発を管理・運転してる中部電力のサイトも、問題を考える上で大事。浜岡原発の運転状況についての情報公開や、地震対策の説明もある(こういう情報公開は、昔と比べて格段に良くなってると思う)。

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このページは、hirakawaが2004年4月27日 20:12に書いたブログ記事です。

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